【終了】第29回名古屋読書会のご案内(『スクイズ・プレー』/オンライン)

思い起こせば1年半ほど前、オンライン読書会に大幅に出遅れた名古屋読書会ですが、喉元過ぎればなんとやらで、回を重ねるごとに「オンライン、意外とチョロいよねー」とゆるい雰囲気が蔓延し、バッチコーイとばかりに引き受けた締め切りにあえぐ親分をしり目に他のメンバーは「あ、徹夜踊り行かなきゃ」「うん、ちょっと骨折したかも」「グルメツアー行きます」「あー、マンガの新刊が」「混合カクテルバンザイ」とフリーな日々を送っておりました。


そしたら、なんということでしょう。今週の生協チラシにはついに来年のカレンダーの予約注文が!


「ねえ、そろそろ…」

「あー、だねえ。いつにしようかねえ」

「課題書、『◯✖️の△』でどう?」

「いいねえ、えーとカレンダーは…」

「ねえねえ、鎌倉殿は?」

「『◯✖️の△』、〇〇読書会がやるって…」

「えー、そうなんだ。で、いつにしようか」


このような惨状をミステリの神様が憐れんでくれたのか、出版界の妖精さん(編集者ともいう)が素敵な一冊を届けてくださいました。


心は常にナゴヤドームの土とともにある親分にも「男は黙って(全裸で)ハードボイルド」のボスにもピッタリな名作です。


新潮社イチオシのそのタイトルは「スクイズ・プレー」(ポール・ベンジャミン著 田口俊樹訳)。


著者のポール・ベンジャミンはアメリカ文学界の重鎮ポール・オースターの若き日の別名です。でもこの作品、文学というにはあまりにも由緒正しきハードボイルド。一行目からあふれるユデタマゴの香りにそのスジの方々はイチコロかと思われます。また、オースターファンの文学オタの皆様にはそこかしこにゆらめく文学チックな表現をお楽しみいただけるかと。


なお、今回の催しには、この作品の訳者である田口俊樹さんとイチオシしてくださった妖精さん、新潮社編集者の竹内さんが出席してくださいます。皆様、ふるってご参加ください。


開催日  2022年10月16日(日)

時 間  14時〜16時

課題書  ポール・ベンジャミン著・田口俊樹訳『スクイズ・プレー』

     (新潮社文庫)

実施形式 zoomミーティング

     ・顔出しでの参加を必須とします

     ・zoomは最新のバージョンであることをご確認ください

     ・前半はブレイクアウトルームを使ってのチーム討論

     ・後半はチームリーダーによる各チーム討論の発表と質疑応答

参加費  無料

定 員  27名〜36名

懇親会  同日21時よりzoomにて懇親会を開催します。出入り自由。

参加方法 nagomys@gmail.com にメールでお申し込み下さい。

     件名は【読書会10/16】

     メール本文にお名前(本名フルネームまたは著訳書のペンネーム)

     と緊急時のご連絡先電話番号をお書き下さい。

翻訳ミステリー大賞シンジケートのサイトでも告知しています。

全国翻訳ミステリー読書会

海外のミステリー小説専門の読書会です。 開催地は北海道から九州まで全国に広がっていて、多くの参加者にお楽しみいただいています。 参加資格は課題書を読み終えていることだけ。ぜひお近くの読書会にご参加ください。 また、読者が選ぶ翻訳ミステリー大賞、略して『どくミス!』を年に一回(4~5月)開催しています。 こちらも併せてお楽しみください。

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