西東京翻訳ミステリー読書会スピンオフ企画『イージーマネー』読書会のお知らせ(執筆者:鈴木箱菜)




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 新年あけましておめでとうございます。


 って図々しく言ってみましたが、はじめましてでございます。

 今回、1月19日(日)に、西東京翻訳ミステリー読書会スピンオフ企画!『イージーマネー(上)(下)』(イェンス・ラピドゥス著 土屋 晃・小林さゆり共訳 講談社文庫) 読書会を企画いたしました、“ぐうたら読書”こと鈴木と申します。

 って誰だよ?


 私、お恥ずかしながら、手練れの読書家の多いこのような場所で発言していいのかってくらい、読書量の少ない超素人であります。さっき西東京読書会のお知らせをみたら“ふだんミステリーを読まないという方も参加しています”と書いてあってびっくり。私だ。


 ではなぜ、そんなへっぽこ読者が読書会を企画したかと説明しますと、単純に『イージーマネー』がおもしろかったから。

 なので第四回西東京読書会の懇親会でこの企画を話したところ、“第四回の直後はスケジュールがちときつい。やるのならスピンオフでやっとくれ”とのこと。しかもとどめの一言。“やってみたら?”


 そこで『イージーマネー』の翻訳者のお一人でもあり、西東京読書会の幹事の一人でもある小林さゆりさんと焼鳥を食べたり酒を呑んだりしているうちに、三鷹駅北口のお茶の飲める古本屋さん「風待文庫」の店主の使用許可もいただき、あれよあれよとすんなり決定してしまいました。


『イージーマネー』について簡単にご説明いたしますと、スウェーデンのノワール小説です。かの巨匠、ジェイムズ・エルロイをして、“ついに:スティーグ・ラーソンのライバルとなる壮大なヨーロッパのスリラー”と言わしめた作品であります。


 ここからは私の個人的な感想ですが、ラーソンの『ミレニアム』が美しく屈強なリスベット嬢が厳しい試練を突破し活躍する姿を応援する話だとしたら、『イージーマネー』は裏社会に生きる男たちの暗躍する群像劇。『ミレニアム』を読みながらリスベットの過去や世界そのものに立ち向かう姿に胸を熱くしながら読み進めた読者は少なくないと思いますが、『イージーマネー』は裏社会と関わってしまった男たちが運命に翻弄されるさまを、行きつ戻りつ、ハラハラドキドキと読みすすめる感じでしょうか。簡潔で、スキップを踏むような文章がこの犯罪小説に爽やかさを与えているのも面白いと思います。


 2013年は『悪の法則』『野蛮なやつら』と悪役跋扈する作品が上映された年でもありましたが、そんな映画が好きな方にもぜひ読んでいただきたい作品であります。


 読書会って敷居が高いかも? でも参加してみたい……と思っていらっしゃる方にも、ぜひご参加いただきたい。なんせスピンオフですから!

 参加方法や日時などの詳細は以下のURLをご参照ください。


 なお定員は10人、定員に達ししだい締め切りますので、お早めのお申込みをお待ちしています。



企画者:“ぐうたら読書”こと鈴木箱菜(ツイッターアカウント @hanachangum

後援: 西東京翻訳ミステリー読書会


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全国翻訳ミステリー読書会

海外のミステリー小説専門の読書会です。 開催地は北海道から九州まで全国に広がっていて、多くの参加者にお楽しみいただいています。 参加資格は課題書を読み終えていることだけ。ぜひお近くの読書会にご参加ください。 また、読者が選ぶ翻訳ミステリー大賞、略して『どくミス!』を年に一回(4~5月)開催しています。 こちらも併せてお楽しみください。

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