【終了】第17回大阪翻訳ミステリー読書会のご案内(2024/11/16))
「お父ちゃん、うち、弟が欲しい!!!」
「弟? お母ちゃんおらんから無理に決まってるやないか。赤ちゃんはお母ちゃんが産むんやで」
「じゃあ、なんでうちはお父ちゃんの子なん?」
「ええ質問や。お父ちゃんは産まれたばかりのおまえに出会って、こんなに可愛い子ほかにおらんから、うちの子にしようって決めたんや」
「じゃあ、なんでうちはお父ちゃんに似てるの?? 向かいのおばちゃん、会うたびにお父ちゃんに似てるねって言ってくるで」
「……」
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お父ちゃんが絶体絶命のピンチに立たされていますが、第17回大阪翻訳ミステリー読書会の課題書『偽りの空白』は、弟の死の謎をめぐるミステリーです。
オーストラリアに移住したベトナム系一家に生まれ、メルボルンでジャーナリストとして働いていたキーは、五歳年下の弟が殺されたと知らされて驚く。しかも周囲の誰ひとりとして、弟の死の真相を知らないという。優等生だった弟の身にいったい何が起きたのか?
調査をはじめたキーは、移民大国オーストラリアにおける自分たち一家のルーツに、新たな目を向けるようになる……
作者トレイシー・リエンも、ベトナム系オーストラリア人として自らのルーツに向きあって、この『偽りの空白』を執筆したのではないでしょうか。
そして見事この作品でデビューを果たし、以前大阪読書会の課題書にした『われら闇より天を見る』のクリス・ウィタカーと、『消失の惑星』のジュリア・フィリップスから称賛されました。
今回の読書会には訳者の吉井智津さんにもご参加いただける予定です。物語の感想から翻訳の経緯まで、みんなで語りあいましょう! 質問もお待ちしています。
また、いつものようにオススメ本を紹介する時間も設けたいと考えています。
今回のテーマは、「オーストラリア or ニュージーランドが舞台の小説」(ミステリーでなくても、翻訳ものでなくてもOKです)でオススメのものを教えてください(強制ではありません)。
今回も懇親会(希望者のみ・予算5000円程度)を予定していますので、読書会の申し込みとあわせて懇親会の出欠についてもお知らせください。
開催日:2024年11月16日(土)
時 間:14:30〜16:30頃(開場14:00)
課題書:『偽りの空白』
(トレイシー・リエン/著 吉井智津/訳 早川書房)
場 所:各鉄道会社の大阪駅、梅田駅等から5~15分以内のところ。
(詳細は参加受付メールにてお知らせいたします)
※会場は食事禁止となっておりますので、ご注意ください。(飲み物は可)
参加費:500円(当日受付でお支払いください)
定 員:15名(世話人・ゲストを除く)
受付開始:2024年10月12日(土)20時~
(受付開始日より前に届いたメールは受付できませんので、ご了承ください)
osakamystery@gmail.com までメールにてお申し込みください。
件名は「11/16読書会参加希望」で、本文を下記フォーマットでお願いします。
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1.お名前:
2.ツイッターID(任意):
3.緊急連絡用の電話番号:
4.懇親会の出欠:出席 or 欠席
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※課題書は各自でご用意いただき、読了のうえ、ご参加ください。
※ハンドル名等での参加はご遠慮いただいております。ご本名、もしくは著訳者名でお申込みください。
※定員になり次第締め切り、その後はキャンセル待ちといたしますのでご了承ください。
※申し込みメール受信後48時間以内に受付メールをお送りします。送信後48時間以上経過しても受付メールが届かない場合、メールの受信設定を確認のうえ、再度、専用アドレスまでご連絡ください。
みなさまのご参加をお待ちしております。よろしくお願いいたします。
大阪翻訳ミステリー読書会世話人:信藤玲子(ツイッターアカウント@RNobuto)
上野真由
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