第35回名古屋読書会のご案内(25/1/25)

皆様ごきげんよう。翻訳ミステリー名古屋読書会です。

2024年ももうすぐ終わり。皆様、忘年会や新年会のご予定はいかがですか? ミステリ好きにとってはやはり、本を肴に語り合いたいもの。さあ、翻訳ミステリー名古屋読書会、新年一発目の読書会のご案内ですよ。課題図書はNetflixでドラマ化され台湾ではたいへんな人気を博したこの作品だ!

唐福睿『台北裁判』(よしだかおり訳、ハヤカワ・ミステリ文庫)

https://www.amazon.co.jp/dp/4151863516

台湾の少数民族・アミ族一家殺害事件で、インドネシア人の青年が逮捕された。公設弁護人の【佟/トン】は、自身もアミ族出身だったが青年の弁護を引き受ける。しかし、青年は何も語ろうとしなかった。裁判はメディアの注目を集め、陰の組織が【佟/トン】に圧力をかけはじめる。弁護士で映画監督でもある著者が描く迫真の法廷ミステリ。(早川書房サイトより)

リーガルミステリは多々ありますが、台湾というのがまず面白い。たとえば主人公の佟(トン)の職業である公設弁護人というのは、弁護費用を持たない被告人を担当する公務員の弁護人のことです。つまり公務員が被告の死刑判決を覆すべく立ち上がるわけで、正義のヒーローだ……と思いきや、あれ? やる気ない?

司法界の重鎮を父に持ち、代替役(徴兵の代わりに政府機関で働く制度)として佟を手伝う連晉平(リェン・ジンピン)と、法律の知識は皆無なのにジャワ語が喋れるというだけで通訳をすることになったインドネシア人の介護士リーナのタッグも読みどころ。謎解きあり、ロマンスあり、家族小説でも成長小説でもあり、台湾の文化風習もたっぷり、そしてもちろん法廷ミステリとしてもエキサイティングな一冊です。

 翻訳者のよしだかおりさんもゲスト参加予定。ご自身初の訳書となった本書について、いろいろ聞いちゃいましょう。

 参加受付は今この瞬間から解禁です。今回、部屋が小さめのため定員が少なめとなっております。検討中の方はお早めに!

【第35回翻訳ミステリー名古屋読書会『台北裁判』】

日時:2025/1/25 14:00

場所:名古屋駅近くの会議室(参加者に別途ご案内)

課題書:唐福睿著 よしだかおり訳『台北裁判』(ハヤカワ・ミステリ文庫)

定員:27名(スタッフ含む)

参加費:大人1000円・未成年500円

   (領収書が必要な方は受付でお申し出下さい)

#読書会終了後に近くで懇親会を予定しております。

【申込方法】

※12月22日(日)AM9:00より受付開始

名古屋読書会専用アカウント nagomys@gmail.com にメールでお申し込み下さい。件名に【読書会1/25】、メール本文にお名前とご連絡先電話番号、懇親会の参加・不参加を必ずお書き下さい。

◎課題作品は各自ご用意の上、当日までにお読み下さい。

◎ご不明な点は上記の nagomys@gmail.com までお問い合わせ下さい。

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