「あたぽん!」レポ・その2(文・大矢博子/絵・よしだ熊猫)

(「その1」はこちら

4人の推し本、どれを一番読みたいと思ったか、投票ボードにシールを貼って行きます。

そして栄えある優勝は、花さん(千葉)プレゼンの、ルース・オゼキ『あるときの物語』に決定!


優勝した花さんには、賞品として伊豆みかんワインと図書カード2千円分が贈られました!

また、それぞれの本に投票した人の中から1名にその本をプレゼント、という太っ腹企画に俄然盛り上がるジャンケン大会。……って、こら、そこ、こっそり何話してるの?

「田口さん、ヨコの鍵の14なんですけど、泥棒バーニイの古書店って、なんて名前でしたっけ?」「えええ、なんだっけ……」「田口さん、ヨコの鍵の6なんですけど、『ゴーストマン 時限紙幣』のFBI捜査官の名前って何ですか?」「えええ、なんだっけ……」

こらこら、ビブリオバトルの最中にクロスワード解いてんじゃねえよ! っていうか覚えてないんですか訳者が!

17:00 読書会

本合宿のメインイベント。3部屋に別れて読書会を行ないます。

(なお、この段階でクロスワードパズル全問正解者が出たことをご報告しておきます。早い、早過ぎる)

では、それぞれの部屋の世話人から総括を一言ずつ、よしだ熊猫さんのワザありのイラストとともにお楽しみ下さい。


『ゴーン・ガール』部屋参加者の証言

「各自嫌いな登場人物の大disり大会、and既婚者の余裕の理解>非婚者の未知なる恐怖という感じでしたw」

「イヤミスか否かで意見が別れた」

「シャワーシーンに対する見解の相違とか面白かった」


『ゴーストマン 時限紙幣』部屋参加者の報告

「あっきー画伯による、登場人物の似顔絵を皆様にお見せできないのが残念です」

「熱心にメモを取る田口師匠と編集Nさんの横で、司会の加藤さんが目を見て聞いていてくれたのが心強かった」

『ゴーストマン』読書会レポート(前篇)


『ゴーストマン』読書会レポート(後篇)



『航路』部屋参加者は些末にこだわる。

「グレッグ・メノッティが十字靭帯の手術を話すシーン。全身麻酔とか言ってるけど、やっても下半身麻酔だよねぇ」

「あの何でも出て来るポケットは何だ。ドラえもんか。リチャードはドラえもんか」

18:30 夕食

そして善男善女は、熱海の夜へと散って行ったのであった。

海の幸に舌鼓を打つ者、アルコールに溺れる者……このあたりは http://togetter.com/li/738050 をご覧下さい。みんな、イベントの写真はまったく撮ってないのに、料理写真はやたらと豊富なのはなぜだ。差し入れも豊富。たこ焼きに合うシャンパンという謎ドリンクがある一方で、鹿肉と豚の血のテリーヌというセレブなおつまみも。あと、どうでもいいけど、初めてあった人をカンチョーする加藤氏(名古屋)もどうかと思うが、諾々とカンチョーさせる三門氏(千葉)もどうかと思う。

だがしかし、このあと、ビブリオバトル頂上決戦がたいへんなことになるとは、このときの参加者たちは知る由もなかった……(その3へ続く)




大矢 博子(おおや ひろこ)


書評家。著書にドラゴンズ&リハビリエッセイ『脳天気にもホドがある。』(東洋経済新報社)、共著で『よりぬき読書相談室』シリーズ(本の雑誌社)などがある。大分県出身、名古屋市在住。現在CBCラジオで本の紹介コーナーに出演中。ツイッターアカウントは @ohyeah1101





よしだ熊猫(よしだ くまねこ)


旅と本とご飯を愛するイラストレーター。『楽しく学ぶ数学の基礎』『マンガでわかるメンタルトレーニング』等でイラストを担当。現在はお堅い某業界紙をほんの少し柔らかくするためのイラストを描いています。Twitterアカウント @beargart


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