「グッときた◯◯」その1<表紙・帯>編
全国の翻訳ミステリーファンの皆さま、こんにちは。
「どくミス!2025」(旧・翻訳ミステリー読者賞)に多くの投票をいただき、ありがとうございました。
結果発表は2025年5月24日(土)21時より
以下のURLで例年どおりYouTubeでの配信イベントとしておこないます。
是非ご視聴ください。
さて、それに先立ち「どくミス!2025」と同時に募集した
「グッときた◯◯」を発表します。
第1回は<表紙・帯>編。
どんな表紙や帯が翻訳ミステリー読者の心を掴んだのか、ご覧ください。
編集注:一部、ネタバレ等の配慮のため、文章を割愛等させていただく場合があります。
グッときた表紙
・『夜の人々』先の見えない逃亡生活を送る若い男女の行く末を暗示するような甘さと不穏な空気をはらんだ色使いが素敵です。
・「グッときた表紙」は『シリアルキラーに明日はない』です。ジャケ買いしました。
・『罪なくして』の上巻。読み終わって見返すと上巻の表紙が作中のあるひどい出来事を示唆しており、心を抉られました……東京創元社装幀室、「人の心がないのか?」と言いたくなりました。
・グッときた表紙『終着点』
・ 『伝説とカフェラテ 傭兵、珈琲店を開く』「グッときた邦題」であり、「グッときた表紙」「グッときたキャラクター」です。
・ 『極夜の灰』美しい表紙にグッときました。
グッときた帯
・ 『狂った宴』「騙す、眩ます、ロス・トーマス」は感動レベル。
・ 『狂った宴』「騙す、眩ます、ロス・トーマス」は2024年を代表する名コピーです。この帯でわたし、買いましたもの。
・ 『狂った宴』の帯分、「騙す、眩ます、ロス・トーマス」に一票!
・『狂った宴』冴えないコピーライターのダジャレや推薦文は見習うべきだ。「騙す、眩ます、ロス・トーマス」キャッチコピー大賞モノだろう。
・ 『ビリー・サマーズ』の上下それぞれのコシマキの惹句。キング作品はミズテンで購入する、といったファンの胸には、このような直球が最速で届くのではないか。
・ 『ビリー・サマーズ』グッときた帯文。池上冬樹・大矢博子両氏によるもの。
・ グッときた帯『魂に秩序を』
・ 『ターングラス 鏡映しの殺人』で、表からも裏からも読める構造も良かったですし、特に帯の文が素敵でした。表「この謎(ミステリ)は反転する」裏「この推理(ロジック)は反転する」。ミステリファンの心鷲掴み文だと思います。
沢山の投票をありがとうございました。
本棚から創元推理文庫『罪なくして』を引っ張り出して「おお!」と言ってる方もおられるかも。
帯は新潮文庫『狂った宴』の帯コピー「騙す、眩ます、ロス・トーマス」に票が集まりました。この名コピーは編集者の竹内さん作だそうです。
次回は<装幀・タイトル>編です。お楽しみに!
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